葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2018年5月15日火曜日

水辺のその後

植生ボランティアの活動が終わったあと、水辺を見に行きました。日曜日の夜、たくさん雨が降ったので、水が増えていました。

日曜日の里山散歩、水辺チームの土のう積み作戦、成功ですね!


さっそくシオカラトンボがやって来てました。
足の生えたオタマジャクシ(たぶんアカガエルの)もスイスイ泳いでましたよ。

5月15日の植生ボランティア

今日は暑い日でしたが、9人で活動しました。明るくなった松林にクヌギのどんぐりから実生がたくさん出たので、ポットに掘り上げる苗づくりを行いました。前回はコナラ、今回はクヌギのポット苗です。合わせて100以上となりました。森の中で養生します。そのあと、昨年3月に植樹したエリアの苗木まわりの草刈りをしました。

松林の中にクヌギのポット苗を養生する場所をつくりました。


まるいドングリから芽生えた実生を掘り上げました。


実生のポット苗を乾燥しないように地面に埋め込んでいます。


苗木に巻き付くツル植物をとり、まわりの草を刈ります。セイタカアワダチソウは根っこから抜きました。
この後、フォレスターの皆さんが機械で草刈りします。苗を刈らずに草だけ刈ってもらうための作業です。
ここが早く森になるといいですね。それには樹木のない場所にまだまだ苗を植えなくてはなりません。
ポット苗がそのうち活躍することでしょう。

2018年5月14日月曜日

5月の里山散歩ご報告

5月13日(日)の里山散歩は新緑の森を気持ちよく歩きました。散策チームは7人と小人数でしたが、草木の開花状況を記録しながらゆっくり散策し、20種類以上の花を観察することができました。今回は並行して水辺づくりチームも活動し、池を掘って土のう袋に土を詰め、排水溝をかさ上げする作業を行いました。

森の中では野鳥の声もたくさん聞こえました。


ガマズミの花にはたくさんの虫たちが集まっていました。


ヤマウグイスカグラの実は甘くて美味しかったです。


こちらは大人数で水辺づくりです。水面が広くなりました。
トンボたちがよろこんで、卵を産みに来ることでしょう。
1年中開放水面が維持できると、いろいろな生き物が利用します。

2018年5月7日月曜日

5月の里山散歩+水辺づくりのお知らせ


【里山散歩】
今月の里山散歩のテーマは「新緑の森を歩こう」です。 新緑まぶしく、鳥のさえずりが賑やかな5月の森を楽しみましょう!
写真の中に何やら不思議な「巻物」があるのがわかりますか?
来た方にはその秘密を教えます! きっと、びっくりしますよ~




【水辺づくり】
今月は里山散歩と同じ時間に水辺づくり作業を行う予定です。
南側にある池では、先日の交流会で水辺コースのみなさんと泥かきを行い、開放水面を確保しましたが、さっそくマツモムシが泳いでいたそうです!
次は排水口を封鎖して水位を上げるための土嚢作りを行います。
力作業ですが、無理せず楽しみながらすすめましょう!

道具の準備があるので、ご参加いただける方は事前にご連絡ください。
なお、前日の土曜日が雨の場合は、里山散歩のみ実施します。

以下詳細
〇日時
5/13(日)
9:50  集合
10:00  散策スタート
12:00  解散
※少雨決行、荒天中止

〇服装・持ち物
動きやすい服装、運動靴、飲み物、タオル、帽子
※植物や虫でかぶれたり、小枝で怪我をしたりするので、肌の見えない服装で来てください。また天気がいいと、かなり暑くなりますので、帽子と飲み物を必ずご用意ください。
水辺コースご参加の方は長靴がいいです。軍手も必携です。

〇集合場所
葛城地区大規模緑地 北側の広場(学園の森3丁目)
スーパーセンタートライアルの隣、まんりょう公園の向かいです。
駐車可。分からない方はご連絡ください。

〇参加費
無料

〇申込み
葛城里山クラブ事務局へメールか電話で。
水辺コースに参加される方は特に事前連絡をお願いします。

葛城里山クラブ事務局
(一般財団法人つくば都市交通センター内)
メール:machisodate@tutc.or.jp
電話:029-859-1896(平日9時~5時半)

2018年5月1日火曜日

5月1日の植生ボランティア活動


 4月24日からはじまった葛城里山クラブ植生ボランティア、2回目の今日は水辺近いエリアに平成28年3月のマイツリー植樹で植えた木を保育するための草刈りと、森の中にたくさん芽生えたコナラを苗にしたてる掘り上げ作業を行いました。途中、植物や昆虫などの観察をしました。


昨年秋に落ちたどんぐりから芽生えた実生をポットに掘り取り
森の一角に育てる場所をつくりました。



先週はギンランを見つけましたが、今週はキンランです。
この時期は、森の中に咲いている花が次々にかわります。


サワフタギの葉にシロシタホタルガの幼虫がいました。
ルービックキューブ虫、ネコバス虫など色んな名前で親しまれています。



今回参加の植生ボランティアの皆さん。
ボランティアは随時募集してます。
森で学びながら、一緒に作業しませんか?
基本的に毎月第1、第3火曜日です。
ご参加お待ちしています!

今年のマイツリー植樹とその後


3月のことになりますが、葛城の森で今年もマイツリー植樹をしました。125名の皆さんが参加して、クヌギ120本、コナラ120本、ヤマザクラ50本を植えました。



スーパートライアルの西隣のエリアには、造成地にクヌギ・コナラを植えて新たな雑木林を育てます。




東側のエリアでは、隣接する住宅地の区会の皆さんがヤマザクラを植えました。
4月24日には芽吹いていました(写真はコナラ)

 

葛城里山クラブの交流会を開催しました


4月29日に新緑の美しい葛城の森で葛城里山クラブの交流会を行いました。森歩き、森あそび、水辺づくりの3つのコースで活動し、野草の天ぷらとけんちん汁で交流しながら昼食、午後はコースごとに活動のまとめや意見交換を行いました。

森になかでいろいろな樹木を観察
明るい松林にはたくさんの草花
ヤマウグイスカグラの赤い実は甘くておいしい
竹の子、ヨモギ、タラの芽、ミツバ、ウドなどを天ぷらにしました