葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2020年4月29日水曜日

5月の里山散歩のご案内

                                ヤマウグイスカグラの実が色づきます

5月10日(日)9:30~10:30  受付 ~12:00まで 

以下の新型コロナウイルス感染症対策をとって実施します。

・里山クラブ会員のみの事前申込制(新規会員登録可)
・参加者、スタッフともマスクを着用
・受付後、地図と図鑑シートを持って家族ごとに自由散策 
 (園路沿いに植物の種名版などを配置)
・家族同士は2ⅿ以上離れて散策

家に閉じこもりがちな毎日、葛城の新緑の森にお出かけください。
賑やかな鳥のさえずりやイヌザクラの花などが迎えてくれますよ。

以下詳細です。
〇日程 5月10日(日) 9:30~10:30  受付(受付もばらける方がよいです)
 受付次第散策スタート。12:00まで自由に散策できます。
 少雨決行、荒天中止

〇服装・持ち物
動きやすい服装(長袖・長ズボン)、運動靴、飲み物、タオル、帽子、マスク、
 ※必ずマスクの着用をお願いいたします。
(布マスクでも、バンダナやハンカチを折ったものでも大丈夫です。)

〇集合場所
葛城地区大規模緑地 北側の広場(学園の森3丁目)
スーパーセンタートライアルの隣、まんりょう公園の向かいです。
駐車可。分からない方はご連絡ください。

〇参加費 無料

〇お申込(事前申し込み制です) 締め切り 5月6日

今月の里山散歩も、参加人数を把握するため、申し込みが必要です。
また、葛城里山クラブの登録者が対象となります(新規登録可)。
新規登録は⇒ https://www.tutc.or.jp/form/event.php 
会員でない方は新規登録の上、イベントへお申し込みください。

〇申し込み先:葛城里山クラブ事務局(一般財団法人つくば都市交通センター内)
     メール:machisodate@tutc.or.jp
     電話:029-859-1896(平日9時~5時半) 

 ※参加される方全員のお名前をお知らせください。
 ※メールの場合、事務局からの返信をもって受付完了です。
  

2020年4月21日火曜日

4月21日 植生ボランティア

今日は、前回と違うコースを歩いて植物のフェノロジー調査を行ない、湿地近くの植樹地で葛城フォレスターの皆さんと合流して土壌の観察や植樹した苗の手入れをしました。

手入れされた明るい林の中には、ジュウニヒトエがたくさん咲いていました。

草丈の低い草地を維持しているエリアにも
絶滅危惧種のノニガナがありました。

年に3回、機械で草を刈る場所です。ここのノニガナは丈が低いので、
草を刈らないで様子を見る場所を作ることにしました。

今日もフデリンドウが各所に咲いていました。

これはキクラゲです。

外来種のアメリカオニアザミが出てていたので刈り取りました。

黄色のミツバツチグリと紫色のキランソウの取り合わせがきれいです。

植樹した場所で苗の生長が悪い窪地に穴を掘り、土壌の観察をしました。
腐食層は薄く有機物が少ないことがわかりました。粘土層の上に水が溜まっていました。

近くにあったスミレ。やせた土地でも育ちます。

苗のまわりのセイタカアワダチソウを抜き取って肥料を施しました。
葛城フォレスターの方々と植ボラメンバーで手分けして行いました。

苗木の生長がいい場所の土は黒っぽくて腐食もあります。
植物の根が20㎝以上の深さまでありました。苗の生長には土壌を育てることが大事です。

アブラムシがたくさんついているニワトコの木にナミテントウがたくさん。
成虫で越冬後、エサのアブラムシを食べて交尾します。次回は幼虫がいるかも。

イヌザクラの花も咲き出しました。

道路法面の工事場所にあったセンブリを3月に移植しましたが、しっかり根付いたようです。


2020年4月15日水曜日

4月14日 葛城里山クラブ・森のボランティア活動

新年度はじめての環境整備活動を行いました。葛城里山クラブには、機械作業も行う葛城フォレスター(有償ボランティア)と植物の調査や希少植物の保全活動などを行う植生ボランティアの2つのチームがあります。新年度ということで、はじめに顔合わせ・自己紹介をおこなって、今年度の目標などを確認してから、チームごとの活動に入りました。安全についての注意も確認、新型コロナウイルス対策も周知してからの活動となりました。

新緑の季節のはじまりです。水辺のまわりにはヤナギやエノキなどが芽吹き始めていました。

クヌギは花盛り。たくさんさがった雄花の房から花粉を飛ばす風媒花です。

フォレスターの皆さんは倒れた枯れ木や落ち枝の処理を行いました。

サンショウも新芽が開き花が咲き出しました。

植生ボランティアの皆さんは植物の調査です。花が咲いた種を記録。

ノニガナの花。絶滅危惧植物です。環境整備活動によって個体数が増えています。

 葛城フォレスターは毎週火曜日(夏場の草刈り時期は時々金曜日も)に活動しています。刈り払い機の安全講習、葛城緑地のビジョン研修を終了した後、登録できます。登録して、都合のつく日のみの参加でも大丈夫です。
 植生ボランティアは、基本的に毎月第1、第3火曜日(月によって第2、第4のことも)に活動しています。植物について楽しく学びながら活動します。
 どちらも、新規参加者を随時募集しています。興味のある方は、事務局までご連絡ください。


2020年4月12日日曜日

4月12日 里山散歩

 今日の里山散歩は、家族ごとに地図と春の花図鑑シートを持って、葛城大規模緑地の中を自由に散策する形で実施しました。皆マスク姿でしたが、春の森を楽しんでいただけたようです。

タチツボスミレの大群落 この時期、森の中には様々な花が咲いています


歩道沿いで見られる花には種名版をつけました

家族ごとに自由に散策です

案内板と配布地図を見比べて、いる場所を確認する親子

ミツバツチグリの花 道沿いでよく見られる黄色の花です


子どもたちも、のんびりと楽しそうです

ニオイタチツボスミレ 名の通り、いい香りがします

今日の見どころ ヤマザクラの大木

花と一緒に出てくる葉っぱも赤みを帯びていてきれいです

家族で植えたマイツリーを確認

コナラのドングリから芽がでています

アカネスミレ 明るいところが好きなので、森が手入れされた場所に見られます

モソウチクの駆除伐採をしたエリアには竹の子が出ていました

竹がまた増えないよう駆除のお手伝いです

親子で掘った竹の子

青い星のようなフデリンドウもあちこちで見られました

2020年4月1日水曜日

4月の里山散歩のご案内



里山散歩では、春のにぎやかな森を散策しましょう!
暖かくて散策するのが気持ちのいい季節になりましたね。
森の中では花が咲いたり虫が動き出したりしています。
森の中の春を探しに行きましょう!

今月の里山散歩は、参加人数を把握するため、申し込みが必要です。
また、葛城里山クラブの登録者が対象となります(新規登録可)。
新規登録は⇒ https://www.tutc.or.jp/form/event.php 
会員でない方は新規登録の上、イベントへお申し込みください。
また、当日はマスクをご着用ください(三角に折ったバンダナなどで代用可)。
欠席連絡はいりません。時間になったら出発します。

〇日程:4月12日(日)9:50  集合 10~12時 ※少雨決行、荒天中止

〇服装・持ち物:動きやすい服装、運動靴、飲み物、タオル、帽子、マスク

〇集合場所:葛城地区大規模緑地 北側の広場(学園の森3丁目)
 スーパーセンタートライアルの隣、まんりょう公園の向かいです。
 駐車可。分からない方はご連絡ください。

〇参加費:無料

〇お申込:締め切り 4月9日(木)

〇申し込み先:葛城里山クラブ事務局(一般財団法人つくば都市交通センター内)
     メール:machisodate@tutc.or.jp
     電話:029-859-1896(平日9時~5時半) 

 ※参加される方全員のお名前をお知らせください。
 ※メールの場合、事務局からの返信をもって受付完了です。
  1日たっても返信がない場合は電話でお問い合わせください。

※この活動は、茨城県による緑地の利活用事業の一環として実施します。葛城大規模緑地は、現在供用開始前のため普段は立ち入り禁止ですが、イベント時のみ、インストラクターのガイドで立ち入りできます。
※現時点での茨城県の方針「”参加者の限られる地域活動””オープンスペースでの活動”については細心の注意を払って実施することを妨げない」