葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2021年2月26日金曜日

2月23日 フォレスター体験会+植樹の移植

  普段は平日火曜日に活動している葛城フォレスターですが、祝日のこの日、体験希望者を募って一緒に活動しました。興味があったけれど平日なので参加できなかった方や、ご近所の方、インターンの学生さんなど5名が参加してくださいました。この日の活動は湿地のリター(枯れ草などの有機物)を湿地外へかき出す作業や、落ち葉堆肥をリターと一緒に植樹に施す作業などを、フォレスターのメンバーと一緒に行いました。フォレスターの別働部隊は、法面工事のため植樹の移植が必要になったので、急遽の呼びかけに応じて来てくださった5組12名の里山クラブの皆さんと移植活動を行いました。今回の保全活動に参加してくださった皆さんに、活動終了後、保全活動で生じた材(薪用、工作用木材)やみんなで落ち葉を積んでつくった落ち葉堆肥などをお分けしました。里山の森は、かつては薪炭林・農用林として使われることで、若返り、明るくなり、自然が豊かに保たれてきました。資源として使うことも保全の一つなのです。

湿地での説明

リター(枯れ草など有機物)のかき出し

シートに集めて湿地外へ運び出し

落ち葉堆肥を森の中から運んできました。

湿地のリターと合わせて植樹に施しました。

移植を担当するメンバーは住宅地側に集まりました。

家族ごとに移植の場所を決めて穴ほり。

ガマズミ、エゴノキ、ムラサキシキブ、ウツギなど28本を移植しました。

フォレスターのメンバーが様々にサポートしました。


2021年2月14日日曜日

2月14日 湿地プロジェクト「残された湿地を魅力ある場にしよう!」第1回

 葛城里山クラブ の会員交流会でのアンケートや意見交換で、湿地で水辺づくりをしたい、生きものが集まる場にしたいとの声が多かったことから始まった湿地プロジェクト、第1回を開催しました。会員の皆さんが企画や準備、当日の会場設営などにも参加して活動しました。みんなで湿地全体を歩いて観察した後、各自で作った目印リボンを付けた杭や黄色いコードを使って地面に湿地のデザインを描いてみました。そして、ひたすら掘る!子どもたちも池や水路を掘り進みました。深く掘った場所には水がありました! 泥団子つくったり、ザリガニみつけたたりする子どもたちも。春のような日和の中で楽しく過ごしました。第2回は3月13日、どんなふうに湿地が変わっていくか楽しみです。


湿地の周りをみんなで観察しました。

絶滅危惧種タコノアシ生育場所を見学

この場所を参加者はどうデザインするのでしょうか?

いよいよ湿地内で活動開始!

池や水路にしたい場所に目印杭を立てました。

池チームは家族ごとに自分たちの池を掘ってみました。

水路チームは目印に沿って掘り進みました。ザリガニやオケラが出てきてびっくり。

こんなイメージになりそう

テントブースでは定点カメラがとらえた湿地に来た生きものの説明もありました。


2021年2月10日水曜日

2月9日 植生ボランティア・葛城フォレスター

  葛城大規模緑地の一角には湿地があり、タコノアシなど希少な植物が生育し、水がある時にはトンボや野鳥も訪れます。しかしながら、ウキヤガラやヨシなどの水性植物が夏場に大繁茂、開放水面もなくなってしまいました。枯れた植物が堆積すると、湿地がだんだんと乾燥化してしまいます。湿地をもっと魅力ある場所にデザインするプロジェクトが2/14から2回シリーズで始まるのに先立ち、湿地の草刈り・持ち出しを葛城フォレスターの皆さんが行いました。植生ボランティアのメンバーは、絶滅危惧種タコノアシが生育した場所を手刈りし、マーキングと今シーズンの生育の確認を行いました。

タコノアシが昨シーズン生育した場所のヨシを刈りました。
(今シーズンはずっと水位が高かっためか、この場所では見られませんでした。)

刈ったヨシは湿地の外に持ち出します。

今までなかった場所に出ているとの情報にタコノアシ探索中。宝探しみたいです。

ありました!花が咲き実がついた茎が20本も!お宝みっけですね。
この他にもあと6本、藪の中から見つけ、マーキングしました。

葛城フォレスターの皆さんがどんどん草刈りしています。

刈った後の枯草を湿地外へ運び、植樹した場所に肥料になるよう敷きました。

すっかり草が持ち出されて、きれいになった湿地。
今月14日に、参加者の皆さんと、どんなデザインができあがるか楽しみです。


2021年2月3日水曜日

2月23日 葛城フォレスター体験会 参加者募集中!

葛城フォレスターは、葛城大規模緑地で里山の維持管理活動を毎週火曜日に行っている有償ボランティアです。

気になっているけれど平日は参加できないというご意見をうけ、祝日となった2月23日(火)に体験会を開催します!

里山のことを学びながら、森で気持ちよい汗をかきませんか? リタイアー後の生活の楽しみや、リモートワークの息抜きとしてご参加いかがでしょうか? 女性も活躍中です!

葛城フォレスターを目指す方だけでなく、維持管理ってどんなことをやっているの?どんな人が参加してるの?と気になる方も是非この機会に体験してください!





 ◇◇葛城フォレスター体験会◇◇

〇日時

 2021年2月23日(火・祝) 9:00~15:00

〇申し込み

 葛城里山クラブ会員の方は、事務局へのメールでご連絡ください。

 会員ではない方は葛城地区大規模緑地HP内のweb入会フォームから会員登録をお願いします。その際、web入会フォームの参加申込の欄に”2/23 フォレスター体験希望”とご入力ください。事務局からの返信をもって受付完了となります。参加を申し込まれた方に、当日の集合場所や活動内容、持ち物などのご案内をします。

※直前のお申し込みは対応できないこともあるので、ご興味のある方は早めにご連絡ください。