5月26日 植生ボランティア

毎月第1、第3火曜日午前中に実施している植生ボランティアですが、先週雨天だったため、順延しました。今回は、植物フェノロジー調査をしながら、3月の植樹イベントで苗にかぶせたノウサギ除けの袋をとり、松林のエリアで葛城フォレスターの皆さんと植樹まわりのツル切り・草刈をしました。ウツギやノアザミ、ドクダミなどが咲き出し、季節が初夏へと向かっているのが感じられます。

ウツギ（卯の花）は初夏の訪れを感じる花です。ハナムグリの仲間の昆虫がたくさん来ていました。

ガマズミも花盛り。昆虫のレストランとなっています。

調査をする植生ボランティアの皆さん

ノアザミの花が咲き出しました。

ノウサギ除けの覆い（ビニールの肥料袋を活用）

草も伸びノウサギにかじられないようになったので取り外します

クリの花も咲きました。雄花が穂状にたくさん咲きます。

植樹した苗のまわりのツルや草を手刈りしました。
葛城フォレスターの皆さんとの協働の活動です。

ドクダミの花が咲き出しました。この花が咲くともうすぐ雨の季節です。

５月10日 里山散歩の報告

　早朝小雨がぱつき天候が心配でしたが、予定通り里山散歩を開催し、16組45名の方が参加しました。新型コロナウイルス感染症対策として、入り口で家族ごとに地図と5月の里山散歩図鑑のシートをとって自由に出発しました。心配した雨も降らずに、森の歩道を散策したり、草原で遊んだり、子どもたちは虫を追いかけたりと「葛城の森」を、それぞれに楽しんでいただきました。

5月の里山散歩地図（見どころを記載）と図鑑シート（写真は表・裏）

図鑑シートを使ってさっそく観察

見どころには種名看板が立ててあります

家族ごとに散らばっての散策です。念のためマスクも着用。

ニホンカナヘビとシオカラトンボ（羽化して間もない若いオス）

キバネツノトンボ　草原に春に現れる不思議な虫です。
（トンボではなくアミメカゲロウ目ツノトンボ科の昆虫です。）

絶滅危惧種には解説版をつけました。生育地が保全されなければ絶滅に向かう植物たちです。

ハルジオンが花盛りの草原には昆虫がたくさんいました。

コアオハナムグリ（中央）とアシナガマメコガネ（右上）

アマドコロの花も満開です。

里山クラブの活動で落ち葉や枯草を積んでできた堆肥に
カブトムシの幼虫がいました。里親家族が家で育てることになりました。