葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2020年5月12日火曜日

5月10日 里山散歩の報告

 早朝小雨がぱつき天候が心配でしたが、予定通り里山散歩を開催し、16組45名の方が参加しました。新型コロナウイルス感染症対策として、入り口で家族ごとに地図と5月の里山散歩図鑑のシートをとって自由に出発しました。心配した雨も降らずに、森の歩道を散策したり、草原で遊んだり、子どもたちは虫を追いかけたりと「葛城の森」を、それぞれに楽しんでいただきました。

5月の里山散歩地図(見どころを記載)と図鑑シート(写真は表・裏)

図鑑シートを使ってさっそく観察

見どころには種名看板が立ててあります

家族ごとに散らばっての散策です。念のためマスクも着用。

ニホンカナヘビとシオカラトンボ(羽化して間もない若いオス)

キバネツノトンボ 草原に春に現れる不思議な虫です。
(トンボではなくアミメカゲロウ目ツノトンボ科の昆虫です。)

絶滅危惧種には解説版をつけました。生育地が保全されなければ絶滅に向かう植物たちです。

ハルジオンが花盛りの草原には昆虫がたくさんいました。

コアオハナムグリ(中央)とアシナガマメコガネ(右上)

アマドコロの花も満開です。

里山クラブの活動で落ち葉や枯草を積んでできた堆肥に
カブトムシの幼虫がいました。里親家族が家で育てることになりました。


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