葛城の森から
" 豊かな自然をみんなで楽しみ学び守り育て、地域住民に愛される里山公園 "を目指して
葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。
2015年6月24日水曜日
森の湿原
葛城の森の一角に、周囲をヤナギやハンノキに囲まれた湿原があります。ウキヤガラの群落に身を沈めると、ここが「つくば市」の中心部だとは思えません。
一年間を通じて、水が確保できるかを調べるために、簡単な地下水位計を設置してきました。森でただ一つの水場なので、ぜひとも動植物のために残したいものです。
池の周囲で見つけたニワトコの果実です。サンゴのように真っ赤に輝いていました。小鳥たちの大好物です。
クリの木には、たくさんの栗の赤ちゃんがついていました。まだ、紐のような雄花も褐色になって残っていました。赤ちゃん栗は、秋に向かって、ぐんぐんと大きく育っていきます。
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