昔、葛城の森にはたくさんの松林が広がっていました。茨城県南地域では、松は薪(たきぎ)や建材として使われていて、この地域に住んでいた人たちにとって、松林はなじみのある風景だったそうです。
しかし、今では多くの松林が「マツノザイセンチュウ」という虫の被害で枯れてしまいました。葛城の森でも、今から約25年前にあった立派な松林が一斉に枯れてしまい、ほとんどが失われてしまいました。
そんな中で、当時芝生畑だった場所に、偶然にも松の幼木(小さな木)が育ち始めました。その場所はオオタカが住む森の近くだったこともあり、この松の森が残されることになりました。
けっこう育ってきているのが分かると思います。松は日当たりの良い場所が好きで、林が暗くなると成長しにくくなります。そのため、松林を育てるには、間伐(余分な木を切ること)をして林を明るく保つことがとても大切です。
葛城フォレスター活動では、毎年、松林を少しずつ間伐しています。
今年は、間伐した松を使って、歩行者専用道路沿いに、
森を紹介する大きな看板を作りました。
ぜひ、見に来てください!
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