葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2019年12月4日水曜日

12月3日 植生ボランティア

 今回は、整備工事がされる場所のセンブリを移植する作業と、湿地エリアに生育するタコノアシの状況確認作業をしました。

カマツカの実。葉が落ちたので目立ちます。

 森の中は紅葉がまだまだきれいです。

センブリを移植する場所の地拵えをしました。

工事場所から掘り取ったセンブリ。今年花が咲いた株(種をつけて枯れる)と来年生長して咲く株。

並べて植えました。定着して増えることを期待します。

移動しながら植樹した苗を支柱に固定しました。

湿地エリアには今年は一年中水がたくさんありました。湿地の各所でタコノアシが育ちました。

タコノアシはすでに枯れ始めていました。花穂の形と秋に真っ赤になるのが名の由来です。

花穂の先を拡大すると実のさやが開いて種子が散布したことがわかりました。来年もっと増えるといいですね。

2019年11月11日月曜日

11月10日 里山散歩

 色づきはじめた葛城の森で11月の里山散歩(自然観察会)を行いました。気持ちよい秋晴れの中、センブリの花やいろんな木の実、面白いきのこなど、たくさんのものが観察できました。

ウワミズザクラの黄葉。陽に透かすと赤みがかった葉もあってとってもきれい。

子どもたちも参加してにぎやかに自然を楽しみました。

ハラビロカマキリの卵のう。来年に命のリレーです。

センブリの花も各所で見れました。

松林と雑木林の間の道。どんぐりが山ほど落ちています。

ニガクリタケ。死亡例もある毒キノコですが、食べなければ大丈夫。

ゴンズイの木の実。赤い果実が割れてくろい種子が出てきます。

地面の上に不思議なものを発見!

カキノキの葉にのせて切ってみました。スッポンタケの幼菌です。

伸びたスッポンタケもありました。姿がスッポンに似ているのが名の由来。
胞子を含む黒いねばねばはとても臭く、ハエを呼んで胞子を運んでもらいます。

2019年11月5日火曜日

11月5日 植生ボランティア

 今日は、センブリの分布状況やフェノロジー調査(植物の開花結実の記録)をしながら歩き、エノキの根元まわりの整備をしました。

ムラサキシキブの実。青空に映えてきれいです。

エノキの実も赤く色づきました。食べると甘い! 小鳥たちが大好きです。

ドングリがたくさん! これはコナラの実です。

もう、芽(根っこ)が出ています。秋のうちにしっかり根を張ります。

センブリの分布範囲やおおよその株数を調べています。

今年はたくさんの株が生育しています。

花も咲き出しました。センブリ(千振)、別名はトウヤク(当薬)。とても苦い!

ススキとメリケンカルカヤ(茶色の部分)が縞状に分布しています。

陽がよくあたる場所のセンブリの花はピンクがかっていました。

ヤマノイモの黄葉が目立ちます。

ヤマウルシがすっかり赤くなりました。

オオムラサキの越冬幼虫が降りてくる前にエノキの根元の整備をしました。



2019年11月1日金曜日

11月10日里山散歩のご案内


 11月になり、秋本番となります。木の葉も色づき始めています。
 今年はセンブリの花がたくさん! あちこちで見られますよ。きのこも出てるかも。
 野外歩きに気持ちのいい季節、ぜひご参加ください!

〇日程
11月10日(日)9:50  集合 10:00~12:00
※少雨決行、荒天中止

〇服装・持ち物:動きやすい服装、運動靴、飲み物、帽子

〇集合場所:葛城地区大規模緑地 北側の広場(学園の森3丁目)
 スーパーセンタートライアルの隣、まんりょう公園の向かいです。
 駐車可。分からない方はご連絡ください。

〇参加費:無料

〇申込み:できるだけ事前にお知らせください。(当日参加も可能です。)

〇当日のご連絡・お問い合わせは電話でお願い致します。
 欠席連絡は不要です。時間になったら出発しますのでご了承ください。
TEL:080-3913-1298(つくば環境フォーラム携帯・当日のみ)

〇申し込み先:葛城里山クラブ事務局(一般財団法人つくば都市交通センター内)
 メール:machisodate@tutc.or.jp
 電話:029-859-1896(平日9時~5時半)

※葛城大規模緑地(県有地)は普段は立ち入り禁止ですが、毎月の里山クラブのイベント時のみ、インストラクターのガイドで立ち入りできまます(保険をかけています)。



2019年10月16日水曜日

10月15日植生ボランティア

 10/13の里山散歩は台風直後のため中止となりました。10/15の植生ボランティアでは、台風後の森の中を点検して歩き、風であおられた苗木の支柱を直したり、フェノロジー調査(植物の開花結実の記録)をしたりしました。森の中は目立った被害はなく、咲き出したセンブリの花などに季節の移り変わりを感じました。

センブリの花が咲き出しました。今年は蕾をたくさんつけた株が多数あります。

苗木の支柱を直しました。

アカマツを再生した林では倒れた木もなくほっとしました。

新たに3年前に植えた抵抗性アカマツの苗も大きくなっています。

今年3月植えた直後にノウサギにかじられた苗も復活してます。

アキノノゲシの花

台風にあおられて傾いたアキグミをおこして固定しました。

湿地の水は満水でした。ウキヤガラなど水性植物は枯れ始めています。

ガマズミの実がきれいに色づきました。

2019年10月1日火曜日

10月1日 植生ボランティア

10月となりましたが、まだ日射しが暑く感じます。今回は抜き取った外来種オオフタバムギラの片づけ作業と追加の駆除作業、フェノロジー調査を行ないました。

イヌキクイモの花が咲きました。北米原産の帰化植物です。

近縁のキクイモとは根で見分けるので掘ってみました。小さいイモしかついてないのでイヌキクイモです。

前回抜いて乾かしていたオオフタバムグラをゴミ袋に入れました。種を残さないよう焼却処分します。

ススキの穂が出ました。この下層にまだオオフタバムグラがあるので、さらに抜き取り作業です。

ススキの密度の低い場所に大繁殖しています。厄介な外来植物ですね。

休憩後、フェノロジー調査を再開。

コシオガマの花がありました。
各地で生育が減少している半寄生植物です。

皆さんが夢中になって採っているのはムクノキの実です。黒い実は甘く干しあんずのような味がします。

ムクノキの熟した実が枝先にありました。

ススキ草地では、今回もナンバンギセルの花がきれいでした。