葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2021年5月9日日曜日

5月9日 葛城里山クラブ交流会

 今日は、 気持ちよい新緑の森の中に集合場所(展示ブース)を設定し、開会して交流会が始まりました。日頃この緑地の手入れ活動をされている葛城フォレスターや植生ボランティアに参加しているメンバーなどもボランティアとして参加してくださいました。参加者は、①生きもの観察、②植物観察、③水辺の活動、④自由散策の4つの活動に分かれて、①~③はサポートスタッフと一緒に出発。前半後半で活動の交代をしていろいろ楽しまれる方々、ずっと水辺で活動する方々、ゆったり緑地内を散策する方々など、思い思いに春の緑地を楽しみました。最後は湿地の水辺に集合して、今日の感想や、今後この緑地でやってみたいことなどを分かち合いました。後日、参加者の皆さんから寄せられた写真や絵やコメントなどを「WEB展覧会」としてご紹介しますので、お楽しみに!

急に暑くなりましたが森の中はとても涼しいです。

展示ブース。ボランティアの方々が設営を手伝ってくださいました。
季節ごとに見られる花や自動カメラがとらえた動物写真など展示しました。

緑地の中で見つけたものなどの実物展示。タヌキの骨が子どもたちに人気でした。

生きもの観察チームは草原で昆虫探し。

植物観察チームは松林内を散策し、樹木や草花を観察しました。

草原で今年たくさん咲いた絶滅危惧種のノニガナを観察。

水辺チームは湿地に拡大しているウキヤガラを掘り取ったり、水辺の景色を楽しんだり。

子どもたちはやっぱり水の中の生きもの探しです。
オオアオイトトンボのヤゴやトウキョウダルマガエルがいました。

最後にまとめと分かち合いの活動をして終わりました。

参加した皆さんが書いてくださった今日の感想です。

この緑地でやってみたいこともいろいろありますね。
これからも里山の自然を保全しながら、みんなで楽しみたいですね。


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