昨年、ナラ枯れを引き起こすカシノナガキクイムシ(通称カシナガ)に入られたコナラの木に、周辺に被害が拡大しないようにカシナガホイホイを取り付ける処置を植生ボランティアの方々に手伝っていただき行いました。この木には10個ほどの穿孔(成虫が卵を産むためもぐった痕)がありました。この木はまだ元気なのですが、5月中頃から新成虫が飛び出してくる(多いときは1つの穴から50匹も出るそうです!)と、この木や周辺の木などにまた穿孔して、その数が多くなると夏ごろ木が枯れてしまいます。昨年つくば市内で茨城県初の被害が発生してから、各所で被害が報告されています。被害拡大を防ぐために、新成虫を飛散させないことが大切です。
仕上がった様子。森の中に突如現れた巨大な長靴みたいですね。 以下、行った手順を紹介します。 |
コナラの木にカシナガホイホイを取り付けます。 |
まずは、周りの草や飛び出た枝など切り、根株の周りを15㎝くらい掘りました |
スペースをつくるための網を巻きます。 |
その上にカシナガホイホイ(粘着シート)を貼っていきます。 |
すっかり覆うことができました |
雨でぬれないようにビニールシートを巻きます |
布ガムテープでしっかり固定 |
表示もつけました。こうして長靴形が森に出現したのです。 |
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