葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2019年7月2日火曜日

7月2日 植生ボランティア

 今日は、湿地エリアで絶滅危惧種タコノアシの保全活動をしました。昨年見られた場所をチェックして、周囲の草刈りや保護柵の設置をしました。今年は水が多く、タコノアシの生育はとても好調、生育範囲も広がっています。計15ヶ所にマーキングしました。開花・結実が楽しみです。その他、今年植樹した苗木のまわりの草刈りや、フェノロジー調査(植物季節調査、開花結実などの記録)をしました。

湿地は水が多く、注意しないと長靴が水没します。先頭を歩いたスタッフ2名が水没しました。

タコノアシにマーキングしました。

絶滅危惧種タコノアシ。今年は株が大きくなり、しっかり生育しています。

周囲に保護柵を設置しました。

湿地全体に水があり、開放水面もあるので、野鳥やトンボなどいろいろな生き物がやってきます。

今年の3月に植えた苗木が大きくなっています。ツルなど刈りました。

ウワミズザクラの実が色づき始めました。

ネジバナ、別名モジズリ。小さいけどランの花。らせん状に咲きます。

ナワシロイチゴの実

かわいいシラカシのドングリの赤ちゃん。秋にはたくさんのドングリが実って落ちます。

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