葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2019年7月14日日曜日

7月14日 里山散歩

今日はあいにくの雨模様でしたが、雨天決行に集まった参加者と小雨の森を歩きました。今回は昆虫など生き物に詳しい秋山昌範先生に来ていただいたので、雨でも続々と虫が見つかりました。調査を兼ねた観察会として、昆虫40種類、クモ11種類、その他の生きものを加えた総数58種類が見つかりました。昨年より甲虫などが少なたったのは、雨というよりも気温が低温傾向のためのようです。カタツムリやたくさんのキノコもゆっくり見られて、雨の日の観察会も、また楽しいものでした。

雨でも子どもたちは昆虫に夢中です。秋山先生がていねいに説明してくださいます。

イヌザクラの実を味見しました。黒く熟したのが、にが甘いです。

ヒタチマイマイ。「でんでんむし」も希少品になりつつあります。

シャチホコガの幼虫。おしりを反り返しています。つかもうとすると長い前足で威嚇されました。

雨の散歩道

オオバノトンボソウ(ラン科)が咲いていました。

松林にはいろんなキノコが出ていました。

ヌメリイグチ 裏がひだではなくスポンジ状です。

ノコギリクワガタのオスもいました! カブトムシのオスとメスも発見。今年は小型でまだ数も少ないです。


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