葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2019年6月9日日曜日

6月9日 朝ボラ+里山散歩

 今日は、今年初めての朝ボラを8時から行いました。植樹した木のまわりをつぼ刈りして
クズなどのつるをとることで、木の生育を助けます。1時間半の作業でしたが、2か所の植樹地の草刈りができました。10時からは定例の里山散歩。涼しい森の中をいろいろと観察しながら歩きました。

植樹した木のまわりを刈りながら進みました。クズは根元をたどって退治します。

平成29年3月に植えた木はすっかり育って低木は花も咲きました。
これはムラサキシキブの花。カマツカ、ウツギは咲き終わりました。

草に埋もれた苗を皆で救助しました。

クズのリースと季節の花々。草刈りしながら作ったのは誰でしょう?

10時からの里山散歩は新しい参加者も加わって出発です。

クリの花が盛りでした。たくさんあるのは雄花です。

雌花はめしべの毛の束の下にあるイガになる部分がわかります。まだ小さい!夏の間に猛然と生長します。
めしべの先の毛の束は、栗の頭に残ります。こんなに小さい花の中に3つの栗の実のもとがあるのです!

これはアカマツの雌花(もう実です)。まつぼっくりの赤ちゃんですね。

ナミテントウの雌(下側)と雄が交尾中。模様がちがっても同じ種類です。生まれる子の模様は?

ナツグミが赤くなりました。おいしいです。

イチヤクソウの花。葛城の森で初めてみました。

ウグイスカグラも初夏の実です。透明感がすてきですね。

オオムラサキがさなぎになりました。
来月は蝶が飛ぶのが見られるでしょうか。

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