葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2019年6月4日火曜日

6月4日 植生ボランティア

今回は、森の中でクヌギやコナラなどの樹木の芽生えを探し、ポット苗づくりをしました。昨年冬、ノウサギにかじられたので、ノウサギ除けのネットも設置、この森生まれの木の子どもを育てる作戦です。

植生ボランティアの皆さんがポット苗をつくりました。100鉢以上できました。

作秋ドングリを埋めた場所にたくさんのクヌギが芽生えてました。

森の中の明るい場所を浅く掘り、防草シートを敷いて、ポット苗を並べます。
コナラ、クヌギ、エノキ、ガマズミ、ムラサキシキブなどの樹木の苗です。

土をかけてポットを埋めます。

たっぷり水をかけました。

ノウサギ除けのネットを周りに設置、下側を土に埋め完成。

以前に植えた苗のまわりをつぼ刈りしました。この後、フォレスターの皆さんが機械刈りしてくれます。

ヤマザクラの木の下で休憩。風が涼しいです。皆さんの興味をひいたのは・・・

ヤマザクラの実です。黒く熟すと甘くなります。

今年3月植えた苗も、ノウサギの攻撃にめげずに育ちました。

平成29年3月に苗を植えたウツギが咲きました。別名卯の花(うのはな)、初夏の花ですね。

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