葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2021年7月21日水曜日

7月20日 植生ボランティア

 今回は、暑さ到来の中でしたが、植物のフェノロジー調査(開花、結実等の記録)を行いながら緑地をまわり、絶滅危惧種の生育状況をチェックしたり、保全区の草を刈ったり、植樹された幼木のツル切りなどを行いました。

植物のフェノロジー(開花・結実等)を記録中

絶滅危惧種コヒロハハナヤスリ(シダ植物)

絶滅危惧種アイナエも花が咲き出しました。とても小さい植物です。

ウワミズザクラの実が熟しました。

オトギリソウの花。古くから切り傷等に用いる民間薬として利用されてきました。

保全のための草刈り。

保全対象はイヌゴマ。きれいな花ですが、最近では生育地が少なくなっています。
食用のゴマに似ていますが、食用にはならないことから名がついたと言います。

オオタカのものと思われる食痕(カラス)。

センブリ保全区も草刈りしました。


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