葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2020年6月16日火曜日

6月16日 植生ボランティア

今回は、湿地でタコノアシの生育状況の確認と保全、工事にともなって移植したセンブリの確認とまわりの草の刈り取り等を行いました。水辺で真っ赤なショウジョウトンボを観察したり、森の中で大きなアオダイショウに出会ったりと葛城緑地の生きものの豊かさを感じました。

絶滅危惧種タコノアシの生育場所を保全する作業をしました。

この場所は昨年より株が広がって大きく生育していました。

今年は水が多いので、昨年確認した場所の多くでタコノアシはまだ確認できませんでした。
タコノアシは水位変動のある場所で水が引くと出てくるように感じます。

初記録! 湿地でヌマトラノオの花を今年はじめて確認しました。

ヌマトラノオの生育場所も囲って保全しました。

水辺に真っ赤なショウジョウトンボがいました。

センブリを移植した場所の草刈りをしました。

移植成功! 冬越しした株が伸びてきました(越冬した葉は丸っぽくて、伸びてきた茎の葉は細長い)。

ヒメコウゾの実が赤く色づきました。食べると甘くぬめりがあります。

エゴノキにはたくさんの若い実がついていました。
果皮にはサポニンがあるので砕いて水に入れると石鹸のように泡がでます。

みんながカメラで狙っている先には・・・

大きなヘビ! アオダイショウです。

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