葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2020年3月4日水曜日

3月3日 植生ボランティア

 今回は、3月14日の植樹イベントに向けての準備をしました。苗を植える場所に目印をつけるための篠竹の切り出し、目印テープの貼付、植樹位置決めなどの作業をおこないました。また、水が少し引いた湿地に行って、絶滅危惧種タコノアシの開花・結実状況を調査しました。

3月になって陽射しが暖かです。葛城フォレスターさんたちの働きで、森の中もすっきりしました。

篠竹のやぶで、目印用の竹を切り出します。やぶは動物の隠れ家です。

60本以上必要です。目印用には太めの篠竹がいいですね。

高木用に青のテープ、低木用に赤のテープを貼付けました。

目印用の篠竹と、支柱用の太い竹(マダケ)も準備OKです! 園路沿いに花や実を楽しめる木を植えます。

間隔を測って篠竹を苗を植える予定位置に立てて行きました。

昨年夏からずっと水の水位が高く近寄れなかったタコノアシ自生地にいって、開花・結実の調査をしました。

たくさん花が咲いて種がたくさんできた様子がわかりました。各所で株が大きくなり、本数も増えています。

株元に、もう、新しい芽が育ち始めていました!

道脇では、ニワトコの木が芽吹いて、蕾が大きくなっていました。

さっそく観察、写真撮影。待ちかねた春の訪れです。

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