葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2019年9月9日月曜日

9月8日 朝ボラ+里山散歩

秋の気配が漂う葛城の森で活動しました。朝8時からの朝ボラには、子どもたちも参加して、要注意外来植物のオオフタバムグラの抜き取り作業をしました。10時からの里山散歩には45人が集まって、草原や森で昆虫や野草、樹木やキノコを観察しました。絶滅危惧種のバッタに出会うなど、思い出深い回となりました。

住宅地への影響が懸念されてスギが伐採・伐根された跡地に要注意外来種オオフタバムグラが繁茂しています。

これがオオフタバムグラ。かわいい花なのに厄介者です。
草丈の高い草の中にもたくさん! 草をかき分け探しました。

こんなにたくさん!梅ジュースの休憩をはさんで1時間半。子どもたちもがんばりました!

里山散歩に出発。今回は大人数でガイド役も3名。いくぶん蒸し暑い陽気でしたが、森の中は涼しい!

草原では、さっそく子どもたちが虫とり開始! コオロギやバッタがたくさん。トンボも飛んでいます。

アカボシゴマダラも捕れました。外来の蝶です。

昆虫に詳しいインストラクターが解説。なるほど、と大人も感心。

草原は場所ごとに草丈を管理して維持しています。ここは低い草丈で刈り残された場所。

ノウサギの新鮮なフンがありました。

ここで見つけたのがショウリョウバッタモドキ。茨城県の準絶滅危惧種です。

森の中を楽しく散策しました。

オトギリソウの花が咲いていました。傷に効く薬草です。

湿地には水がありました。みんなで掘った水路がトンボの産卵場所になっています。

ツリガネニンジン。秋を感じさせる花です。

イヌゴマの花もありました。昨年は見られなかったのでうれしいです。

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