葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2019年9月3日火曜日

9月3日 植生ボランティア

 今日は、要注意外来植物のオオフタバムグラの駆除作業をしました。思ったより広範囲に生育が広がっていました。すべては採りきらないので、次回の朝ボラ作業に回すことにして移動。もう一つの目的だった湿地のタコノアシ(絶滅危惧種)の開花状況をチェックに行きました。保護のため印つけした場所だけでなく、湿地に広く生育し、花もしっかり咲いていました。秋の紅葉が楽しみです。

オオフタバムグラ。かわいい花なのですが・・・

大きな株となって草原の中にかなりの個体が生育しています。

伐採したスギの根株を伐根するため、昨年重機が入った場所を中心に拡大しています。
思っていたよりずっと広範囲にあります。

用意したゴミ袋一つでは入りきらず山積みになりました。

イヌザンショウの花が虫のレストラン状態に。花が少ない時期なので集中してますね。

これも困った外来種、ワルナスビです。
とげが痛い強雑草が植樹地に広がっています。

フォレスターの皆さんが除去作業をしてました。ちぎれて残ると茎などの破片からも再生します。

平成28年3月に植樹した場所。植えた木が4年目でこんなに大きくなりました。森の再生も、もうすぐ。
コブシ(中央の木)、クヌギ、コナラ、エノキ、ヤマザクラなど雑木林の樹種を植えています。

湿地の絶滅危惧種タコノアシ。花が咲きました! 秋には真っ赤になります。

秋の七草クズの花も咲き出しました。クズも森づくりには手ごわい強敵です。

きもちよい森の道を通って帰りました。

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