葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2019年3月5日火曜日

3月5日 植生ボランティア

 春らしい陽気の中、今回は昨年植樹した場所の苗木の手当をしました。植えた時の倍以上に育った木もあり、うれしく思いました。枯れてしまった場所に、植生ボランティアのメンバーで育てたドングリ苗を昨秋補植しましたが、冬の間にノウサギに芽をかじられてしまいました! 作業のあと、松林に移動して次回に実施する調査の説明と松林再生の取り組みについて学習しました。また、国蝶オオムラサキの植樹であるエノキを奥のエリアに植えました。

育った苗をシュロ縄で支柱に固定しました。風に吹かれて傷んだり折れたりしないようにです。

コナラの苗が大きく育っていました。

ドングリ苗を植えた場所にあったのはノウサギのフン! 春になってから植えた方がよいようです。

2年前(平成29年3月)に植えたヤマザクラ。とっても大きくなりました。

松林再生エリアの土地利用変遷を学習。畑の時代もあたったんですね。

木の枝に見つけたものは…

タマキクラゲ(珠木耳)です。コナラなどの枯れ枝に発生します。茹でて食用になりますが無味無臭です。


これもキクラゲの仲間のキノコ。いろんな形が楽しい。雨上がりのせいか、キクラゲをたくさん見ました。

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