葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2018年11月21日水曜日

植生ボランティア 11月20日

11月2回目の植生ボランティアは、春につくったコナラ、クヌギのポット苗を、3月に苗を植えた植樹地で根付かなかった場所に補植する作業をしました。そのあと、外来種セイタカアワダチソウの抜き取り作業や、この秋の暖かさで旺盛に生長し開花した野草などの観察をしました。

森の中に埋めて養生していたポット苗。昨年秋に落ちたドングリから芽生えたコナラです。

ポットごと楽に取り出せます。

コナラとクヌギが60鉢ほどあります。

苗が根付かなかった場所にていねいに植えました。

まだ小さいので、篠竹も使って囲い目印をつけました。

しっかり根付いた苗は、ひと夏で大きく育ちました。今年3月に植えたクヌギです。

この秋の暖かさで、春の野草がずいぶん育っています。開花した植物を調査しました。

オニノゲシは食べておいしい野草です。
若い葉を食べますが、育ちすぎて花が咲きました…

これはロゼット(バラの花の意)とよばれる植物の冬越しスタイル。
オニノゲシはじめ、多くの植物がこの形態で冬越しします。

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