葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2018年10月14日日曜日

10月14日 里山散歩

今日は、暑さも遠のき秋本番となった葛城の森を14名で歩きました。足元からはたくさんのコオロギが飛びだし、キノコや秋の花々・木の実など、秋を感じる自然を楽しく観察できました。

シロダモの実がすっかり色づきました。枝先には今度の春先咲く花のつぼみが見られます。

子どもたちは虫やキノコに興味津々です。

花のような形ですが、フクロツチガキというキノコです。

きれいなキタマゴタケが何本も見られました。

葛城の森で、初めて見られたキツネノエフデというキノコです。
先端の褐色部分(胞子を含む)が臭く、ハエをひきつけ胞子を運んでもらいます。

みんなが夢中で摘んでいるのは…

ヤマノイモのむかごです。生はサクサク、ご飯と炊くとホクホクします。

お待ちかね! センブリの花が咲き出しました。花弁は透明感があってとてもきれいです。

ススキ野原の風景。つくば市の中心街に近い場所とは思えませんね。

今では少なくなってしまったトノサマバッタも健在です! 大型で後ろ羽が黄色のが特徴です。

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