葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2018年10月16日火曜日

10月16日 植生ボランティア

今日の植生ボランティアは6名でしたが、昨年植樹したエリアで、苗木の大敵クズに最後の一撃を与えるべく、根元から刈り取る作業をしました。涼しくなったと思いましたが、夢中で作業をするとじっとりと汗ばみます。休憩後は、植物の季節変化を記録しながら、緑地内を一周しました。

ムラサキシキブの実が色づきはじめました。秋も本番です。

草刈り後にまた伸びたクズを退治しようと刈り取りました。

皆さんが観察しているのは・・・

カニノツメという名のキノコです。今年も松のチップを敷いた道にたくさん出ました。

キノコに乗ったミツカドコオロギの雄。
名前の通り、顔に三つの角(突起)があります。

ヤマノイモの葉がきれいな黄色になりました。
折りたたまれた葉がありますね(左上)。

葉を自分で折りたたんで中に入っているのは、ダイミョウセセリという名のチョウの幼虫です。

発見! ヤマハッカの花が咲いていました。葛城の森で初記録です。

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