葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2024年12月25日水曜日

2025年1月 葛城里山クラブの活動案内

 


日本の里山で、森以上に減少しているのが茅場(かやば)です。

茅場は日本の里山文化において非常に重要な役割を果たしていました。

茅葺屋根の材料として使用される茅(かや)は、

日本の伝統的な建築様式を支える重要な資源でした。

また、家畜の飼料としても利用され、

農村社会の経済活動において重要な位置を占めていました。

しかし現代では茅場の利用が減少し、その管理や維持が難しくなっています。

茅場の減少は、里山の生態系や景観にも影響を及ぼしています。

かつてのように茅場が維持されることで、多様な植物や動物の生息地が守られ、持続可能な里山の管理が可能となります。


伝統文化の保護や環境保全の観点からも非常に重要な茅場を、葛城の森にて維持管理しており、今、葛城の茅は、茅葺屋根の材料としてとてもいい状態とのことです。ここ数年、葛城の茅を公共での利活用の範囲で、つくば市や周辺自治体に提供しています。


しかし、茅を10年15年と採り続けていくと次第に劣化すると聞いています。

良い状態の茅場のデータをとることで、よい茅場を維持していくヒントが得られるかもと考え、今年は筑波大学の土壌の研究室に参加いただき、土壌調査を行います。

また、茅の課題として、使うまでの保存場所の確保があります。

森の中で保存が出来れば課題解決に向かうのではと考えて、保管試験を行うことにしました。

1月の里山散歩は、これらの活動を一緒に行ってみたい方の参加を呼びかけます!

自由散策で森を楽しみたい方も、ぜひご参加ください。

今回は午前午後と森を楽しめます!!


★里山散歩★

 

実施日:2025年1月12日(日)

時間帯:10時~12時 及び 13時~15時

    午前のみ、午後のみでも、参加が可能です。


集合場所:葛城大規模緑地Gエリア(みどり公園向かい)

     午前は9時30分より10時まで受付

     午後は12時45分より13時までの受付です



予定している活動

午前:茅刈り、土壌断面掘り、土壌断面調査、茅の保管試験、自由散策

午後:茅刈り、土壌断面調査、茅の保管試験、自由散策

💛茅刈り初心者、親子参加、大歓迎です。丁寧にお教えいたします。


申込はこちら googleフォームです。

https://forms.gle/c9nZoCMHz97AhS5V8



今年の葛城の茅を、石岡市の茅葺き屋根の材料として提供いたします。

石岡市観光協会

https://www.ishioka-kankou.com/sightseeing/machinami/page000021.html




★葛城フォレスター活動★

オオタカが営巣する森づくりを行います

1/7(火)9:00-15:00 

1/14(火)9:00-15:00

1/21(火)9:00-15:00

1/28(火)9:00-15:00


上記活動日のうち、都合のよい日の午前もしくは午後で

体験フォレスターを随時募集いたします。

体験での参加の方には、切った木の枝を鋸で切ったり、

丸太に切った木を移動させたりをお願いします。

作業を通して森が明るく気持ち良くなる体験を、ぜひご一緒にどうぞ!



申込はこちら googleフォームです

https://forms.gle/NKbXGXddbbV9ZKQv7



葛城里山クラブ事務局

 メール: satoyamakt★tsukuba-ef.com

(★を@に変えてください)


一緒に自然を楽しみ、守り育てましょう!

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

葛城の森でお会いしましょう!


葛城里山クラブ事務局一同




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