葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2020年1月28日火曜日

2月の里山散歩「森の話の会と散策」のご案内

昨年の森の話の会の様子

2月の里山散歩は、3月のマイツリー大作戦のプレイベントとして開催します。
冬の森を観察しながら散策し、室内で樹木や里山のことを学んだあと、植樹場所を見に行きます。「森の話の会」は葛城集落にある「にれ工房」さんをお借りして実施します。今までの森づくりの成果報告や、今年度森で新たに撮影された動物の動画などの上映もしますので、植樹に参加しない方も、ぜひご参加ください。いろいろな動物が映っていますよ。お楽しみに!
会場の都合があるので、なるべく事前にお申込みください。キャンセル可能ですので、はっきり決まらない方もまずはお申し込みください。

〇日程 2月9日(日)
9:50  集合~10:00移動開始~にれ工房(森の話の会)~緑地内を散策~
12:30 解散  ※少雨決行、荒天中止

〇服装・持ち物
動きやすい服装、運動靴、飲み物、タオル、帽子

〇集合場所
葛城地区大規模緑地 広場(学園の森3丁目)
スーパーセンタートライアルの東側(トライアルに向かって左側)の駐車場です。
(いつもの集合場所とは異なりますので、ご注意ください。)
分からない方はご連絡ください。

〇参加費 無料

〇申込み
事務局へのメールもしくは電話で受付けます。
会場の都合上、事前申し込みをお願いします。

葛城里山クラブ事務局
(一般財団法人つくば都市交通センター内)
メール:machisodate@tutc.or.jp
電話:029-859-1896(平日9時~5時半)

〇当日連絡先
当日のご連絡・お問い合わせは電話でお願い致します。
TEL:080-3913-1298 ※当日のみの番号です。




2020年1月14日火曜日

1月14日 植生ボランティア

 日曜日の里山散歩に続いて、ススキ草地の茅刈りを実施しました。今日は、筑波大学の先生方に加えて、日本茅葺き文化協会の事務局長上野弥智代さん、つくば在住の女性茅葺職人の松木礼さんが来てくださいました。専門職人の松木さんから説明を聞いて、茅の刈り方、束ね方のコツがよくわかりました。

筑波大学の仲村さんから、プロジェクトの説明がありました。

プロジェクトを指導されている筑波大学の藤川先生、山本先生も参加してくださいました。

茅葺職人松木さんのデモンストレーション。
よく切れる鎌でサクサク刈っていきます。

あっという間に束ができました。
葉がたくさんついててもいいとのこと、根元を揃えます。

畳のへりを再利用して、縛るひもに使っています。職人さん!という感じですね。

ねじれたり広がったりしないよう2か所結びます。

さっそく実践。

日曜日に刈り残したススキを次々刈りました。

ススキは細くてねばりのある丈夫なものがいいそうです。葛城のススキは及第点とのこと。茅の供給地は今では全国的に少ないそうで、葛城の茅が役立って、なおかつ生物多様性保全も実現すればいうことなしです。

このくらいの束で買おうとすると400円の値がつくそうです。
ちゃんとそろえてある束はすぐに使えるよい資材とのこと。

少なめの参加人数でしたが、2時間ほどで軽トラがいっぱいになりました。
この茅は引き続き補修が行われる古民家の屋根葺きに3月頃使われるそうです。

1月12日 里山散歩

 今回は、ススキ草地の再生を目指しているエリアへ行って茅刈りをしました。昨年初めて実施して、今年は2回目です。今回も筑波大学が八郷で取り組んでいる古民家再生プロジェクトとコラボして、刈った茅の有効活用を図ることになりました。お天気が心配されましたが、当日は穏やかな日で、作業すると汗ばむくらいでした。毎年茅を刈って持ち出すことで、腐葉土が溜まらずススキ草地が維持できます。かつては屋根材の供給地として活用されたススキ草地、使わなくなると森林に変わっていきます。日本中でススキ草地は減少し、草地性の動植物が絶滅の危機となっています。

雨が心配されましたが青空となり、気持ちよい散策の開始です。

ユリノキの実が落ちていました。
種が飛んだあとのもの、種はクルクル回って飛びます。

ススキ草地に着きました。

筑波大学の仲村さんから、プロジェクトの説明を受けます。
昨年の茅がどう使われたかが、よく分かりました。

里山クラブのメンバーの中には屋根葺きに参加された方もいます。
ススキ(茅)や竹が重要な資材で、使うことで里山保全にもなるのです。

古民家再生が地域創生につながることをめざしたプロジェクトです。

茅の束ね方の説明を聞きました。

みんなで茅刈り開始。子どもたちも熱心に参加しました。

束ねられたススキ(茅)

ナンバンギセルの実。粉のような種がこぼれます。
増えるようにと別のススキの株元に散らしました。

みんなで2時間余り刈った茅が軽トラいっぱいになりました。

記念撮影。子どもたちもがんばりましたね。

2020年1月1日水曜日

1月の里山散歩のご案内



今年も茅刈りを行います! 刈った茅(ススキ)は、八郷の茅葺屋根保存会等で活用されます。生物多様性保全のため、ススキ草地を維持する取り組みです。ご参加、ご協力ください。道具の準備があるので、参加予定の方はできるだけ事前にお申し込みください。

〇日程
 1月12日(日)9:50  集合~10:00散策スタート~12:00まで
 ※少雨決行、荒天中止

〇服装・持ち物
 動きやすい服装、長靴か運動靴、飲み物、タオル、帽子、軍手
 ☆汚れてもよい服装でお願いします。

〇集合場所
 葛城地区大規模緑地 北側の広場(学園の森3丁目)
 スーパーセンタートライアルの隣、まんりょう公園の向かいです。
 駐車可。分からない方はご連絡ください。

〇参加費
 無料

〇申込み
 道具の準備等があるので、できるだけ事前に事務局へお知らせください。
※なお、1月14日(火)にも植生ボランティアで引き続き茅刈りします。
 こちらの参加には登録と保険加入が必要ですので、お問い合わせください。

【申込・問合せ先】
 葛城里山クラブ事務局(一般財団法人つくば都市交通センター内)
 メール:machisodate@tutc.or.jp
 電話:029-859-1896(平日9時~5時半)
 HP:http://www.tutc.or.jp/research/katsuragi