葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2022年9月30日金曜日

10月の葛城里山クラブの活動案内

 10月の活動をお知らせします。


10月も草むらを中心にたくさんの生き物たちと出会えると思います

ずいぶんたくさん雨が降りましたが、湿地はどうなっているでしょう?

ぜひ、葛城大規模緑地に足をお運びください。

どうぞよろしくお願い致します。




■■里山散歩■■


10月9日(日)午前10時~12時 里山散歩(対象:親子、一般)

 内容:①生き物探し 草むら、森、植樹地、湿地を回ります

     虫取り網、虫かごを、数に限りありますが貸し出しいたします

    ②自由散策

      散策マップをお渡しいたします。    

       

2つの活動は事前に選択する必要はありませんが、

道具の準備の参考にしたいのでご興味のある方はお申し込みの際に教えてください。


〇服装・持ち物

汚れてもいい服装、帽子、飲み物、マスク(野外では任意といたします)、

あれば(網、虫かご)


〇集合場所

葛城地区大規模緑地F4

 まんりょう公園向かいの広場前の駐車スペースから100m入ったところの草むらです

〇参加費

無料


〇お申込

このメールへの返信で、参加する日付と参加する方全員のお名前をお知らせくださ

い。

事務局からの返信をもって受付完了です。

申込期限は設けませんが、直前だと対応できないので早めにご連絡下さい。


車の誘導、道具の管理等、お手伝いいただける方おりましたら、

お申し出いただけるとありがたいです。



■■植生ボランティア■■

10月3日(月)F4エリア集合 9:30~12:30 体験参加可!

湿地の植生調査を予定しています

水が戻ってきましたので長靴必須です!!


10月18日(火) 9:30~12:30 体験参加可!

外来種の現況調査を予定します。

集合場所未定(10月3日の植生ボランティアで決定いたします)


植生ボランティアでは、希少植物の保全や、野草や樹木の観察、記録づくり、外来植

物の防除など、自然について楽しく学びながら活動しています。

植物の知識や経験は問いません!

この活動は社会福祉協議会のボランティア活動保険への加入が必要です。

(加入費用350円/年)

ご興味のある方はお問い合わせください。体験参加可能です。



■■葛城フォレスター■■

10月はオオスズメバチの活動が最大となり、

森の中での作業はリスクがあるため、実施しません。


※里山散歩、植生ボランティアは、草地のみでの活動を予定しています

2022年9月11日日曜日

9月11日 里山散歩と朝ボラ

 葛城大規模緑地は、多くが森ですが、草地として維持しているエリアがいくつかあります。

9月の里山散歩は草地を中心に楽しみました。

草地では、バッタやコオロギがたくさん生息しています。楽しい虫取りをすることができました。

クズの勢いが強いので、クズ切りが草むらとして維持する助けになります。
植生ボランティアで確認したアイナエを里山散歩で観察しました
             ススキ草地にも行ってきました。


           朝8時より、朝ボラで植樹地の手入れをしました。

緑地に侵入してくる外来種オオフタバムグラの抜き取り、植樹に絡んだツル(主にクズ)切りを行いました。参加した皆様、ありがとうございました。






9月5日 植生ボランティア

 アイナエというたいへんに地味な植物が葛城大規模緑地の草地で管理しているエリアに自生しています。毎年7月ごろから確認できるのですが、今年はなかなか確認できず、大丈夫なのかな?と心配しながら探したところ、思いのほかたくさん確認することが出来ました。

ほっとしながら確認している様子です
植生ボランティアメンバー撮影のアイナエ

ススキ草地として管理しているエリアではイネ科の植物に寄生するナンバンギセルの花が真っ盛りでした。
草地ならではの植物を調査しました
ナンバンギセルの花
ヤマハギの花もきれいでした(植生ボランティアメンバー撮影)

この夏は雨が少なかったので湿地が干上がって中を歩けました。会員企画やフォレスター活動で水路を掘った土を山にしたところから、いろいろな植物が芽吹いていました。地味な絶滅危惧種がお宝として発芽しているかも!
干上がった湿地での調査の様子

ノシメトンボ(植生ボランティアメンバー撮影)