葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2022年9月11日日曜日

9月5日 植生ボランティア

 アイナエというたいへんに地味な植物が葛城大規模緑地の草地で管理しているエリアに自生しています。毎年7月ごろから確認できるのですが、今年はなかなか確認できず、大丈夫なのかな?と心配しながら探したところ、思いのほかたくさん確認することが出来ました。

ほっとしながら確認している様子です
植生ボランティアメンバー撮影のアイナエ

ススキ草地として管理しているエリアではイネ科の植物に寄生するナンバンギセルの花が真っ盛りでした。
草地ならではの植物を調査しました
ナンバンギセルの花
ヤマハギの花もきれいでした(植生ボランティアメンバー撮影)

この夏は雨が少なかったので湿地が干上がって中を歩けました。会員企画やフォレスター活動で水路を掘った土を山にしたところから、いろいろな植物が芽吹いていました。地味な絶滅危惧種がお宝として発芽しているかも!
干上がった湿地での調査の様子

ノシメトンボ(植生ボランティアメンバー撮影)

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