葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2021年10月6日水曜日

10月5日 植生ボランティア

  10月は葛城フォレスターの活動がお休みのため、植生ボランティアの活動にフォレスター担当スタッフも同行して、交流しながら情報の共有を図りました。森の見回りやゴミ拾いもかねて活動しました。

秋の草地。ススキの穂が出て、アキノノゲシの花がきれいです。

要注意外来植物ワルナスビの防除について情報共有しました。
フォレスター活動で毎週徹底的に刈った実験エリアの様子を観察。

根茎が広がってしまうと刈ってもすぐに再生し駆除が難しい。
花が咲き実がつかないようにすることで種子での拡大を防いでいます。

湿地をまわって、植生ボランティアで記録した絶滅危惧種の分布状況を確認。

絶滅危惧種タコノアシ。実がたくさんついています。

絶滅危惧種ニオイタデの保護区を観察。

ニオイタデ 

移植したセンブリの保全

センブリは、ただ今、つぼみです。

ススキに寄生するナンバンギセルの花。

アキノノゲシの花が各所で咲いています。

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