葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2021年10月25日月曜日

11月の活動のお知らせ

■ ■ 会員企画 ■ ■

 会員のみなさんの「やってみたい!」をイベントを通して実現する会員企画、今年のテーマは「 間伐体験と材の活用」に決まりました。

葛城フォレスターのみなさんに教えてもらいながら間伐を行い、間伐材から何かを作ります。何を作るかは、参加するメンバーで決めます。里山散歩でも作りたいものご意見募集します!

参加申し込みはまだ先ですが、ぜひご予定をあけて待っていてください。

また、同日に葛城フォレスター体験会も開催します。ご興味のある方はぜひご連絡下さい。

 【開催日】 1123日(火・祝) 10001500

       雨天予備日 1127日(土)

   ※時間は前後する可能性があります


■ ■ 里山散歩 ■ ■ 

 今月は自由散策で開催します。森の散策や、湿地遊び、虫取りなどご自由にお楽しみください。

途中で会員企画で間伐する森を見学に行くので、見に行きたい方はご連絡下さい。当日のお声がけでも大丈夫です。

いつもは第2日曜日ですが、11月は第1日曜日になっているので、参加予定のみなさまお気を付けください!


〇申し込み期限
11/2(火)
※会員の方は申込期限が異なります。メールをご覧ください。

〇スケジュール
11/7(日) 

<里山散歩> 小雨決行、荒天中止
10:00~10:30  受付
 受付次第散策スタート。12:00まで自由に散策できます。

〇参加費 無料

〇お申込

 ①里山クラブ会員の方
 配信しているお知らせメールへの返信でお申し込みください。メールが届いていない方はお知らせください。ご連絡は事務局へのメール、電話、下記の入会WEBフォームで受け付けています。

 ②里山クラブ会員以外の方
  参加には会員登録(無料)が必要です。
葛城里山クラブHP内のweb入会フォーム(https://www.tutc.or.jp/form/event.php)から必要事項を入力の上、「参加申込内容」の欄に"里山散歩 参加希望”とご記入ください。

事務局からの返信を持って登録完了となり、その後里山散歩の申込みについてご連絡します。


■ ■ 葛城フォレスター ■ ■

 今月は通常の活動の他に、会員企画の日に合わせてフォレスター体験会を開催します。里山の自然を維持するために必要な整備活動を行っているフォレスタ―。どんなことをしているの?と気になる方はぜひこの機会にご参加ください。

その他、通常の活動が3回あります。活動内容は別途登録者にご連絡します。

 

【活動日】 

11/23(火・祝) 参加希望の方はご連絡下さい。


〇日程
   11/2(火) 11/9(火) 11/16(火)

フォレスター体験会
 11/23(火・祝) 参加希望の方はご連絡下さい。


■ ■ 植生ボランティア ■ ■

 今月の植生ボランティアは2回です。活動内容は登録している方に別途ご連絡します。

〇日程
 11/2(火)、11/16(火) 9301200

 植生ボランティアでは、希少植物の保全や、野草や樹木の観察、記録づくり、外来植物の防除など、自然について楽しく学びながら活動しています。社会福祉協議会のボランティア活動保険への加入が必要ですが、植物の知識や経験は問いません!
ご興味のある方はお問い合わせください。見学も可能です。


 葛城里山クラブは、葛城大規模緑地の官民協働による保全と利活用を目指す茨城県事業の一環として、つくば環境フォーラム・つくば都市交通センター連合体が企画運営しています。
 葛城里山クラブにはどなたでも無料で会員登録できます。

2021年10月10日日曜日

10月10日 里山散歩

  8月、9月とお休みになってしまったため、久しぶりの里山散歩に50名を超える会員の皆さんが集いました。さわやかな秋の季節ですが、動き回ると暑いくらい。でも、その暑さが幸いして、たくさんの昆虫やトカゲなどに出会うことができ、子どもたちも大満足の活動となりました(採集した生きものは、観察したあと、もちろん逃がしましたよ)。葛城緑地は市街地の中にありますが、里山の豊かな自然が息づいている場所です。葛城里山クラブでは「美しい里山の景観の復活」「生物多様性の保全」「自然とのふれあいの場の創出」を目標に、会員が様々に参加して活動を展開しています。会員には、どなたでも無料で登録できます。登録すると活動のお知らせをメールで差し上げます。興味のある方は事務局へお問い合わせください。

広い草原に集合して開会。

まずは、草原で昆虫採集!

子どもたちが大活躍です。

昆虫に詳しいメンバーが解説

草丈の低い草地でクルマバッタ(写真)、トノサマバッタ、ショウリョウバッタ、
オンブバッタ、ツチイナゴ、コカマキリ、カナヘビ(トカゲ)などの生きものを観察。


森の中を散策して・・

どんぐり(写真はコナラとクヌギ)や、
いろいろな木の実・草の実、きのこなども見つけました。

松林とその続きの草地(草丈が高い草地)へ行くと・・

ノウサギのフンがありました(いた証拠!)

子どもたちに「いもむし」が大人気!

セスジススメ(蛾の一種)の幼虫でした。

湿地には水がありました。

希望者は絶滅危惧種の植物を観察する散策へ

タコノアシを観察。

湿地から、また森の中をぬけてもどりました。

11/23日の会員企画の相談をするメンバー。
今年は「間伐体験と材の活用」がテーマです。

カマキリは子どもたちに人気のある昆虫です。エサとなる昆虫が豊富な草地がないと
暮らせません。カマキリと出会える場所は少なくなっていますが、葛城緑地には健在です。

草地に暮らすトカゲ「カナヘビ」も、子どもたちに大人気!
今日はいろんなサイズのカナヘビがたくさんいましたね。逃がす前に記念撮影。

2021年10月6日水曜日

10月5日 植生ボランティア

  10月は葛城フォレスターの活動がお休みのため、植生ボランティアの活動にフォレスター担当スタッフも同行して、交流しながら情報の共有を図りました。森の見回りやゴミ拾いもかねて活動しました。

秋の草地。ススキの穂が出て、アキノノゲシの花がきれいです。

要注意外来植物ワルナスビの防除について情報共有しました。
フォレスター活動で毎週徹底的に刈った実験エリアの様子を観察。

根茎が広がってしまうと刈ってもすぐに再生し駆除が難しい。
花が咲き実がつかないようにすることで種子での拡大を防いでいます。

湿地をまわって、植生ボランティアで記録した絶滅危惧種の分布状況を確認。

絶滅危惧種タコノアシ。実がたくさんついています。

絶滅危惧種ニオイタデの保護区を観察。

ニオイタデ 

移植したセンブリの保全

センブリは、ただ今、つぼみです。

ススキに寄生するナンバンギセルの花。

アキノノゲシの花が各所で咲いています。