葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2020年9月2日水曜日

9月1日 植生ボランティア

 今回は、はじめに、葛城フォレスターの皆さんと要注意外来植物のオオフタバムグラの抜き取り作業をしました。その後、フェノロジー調査(花や実のチェック)をしながら緑地をまわり、新たにオオフタバムグラを見つけた別の場所でも抜き取り、最後にススキ草地を観察して戻りました。ナンバンギセルやワレモウコウが咲き、ススキの穂も出始めて、秋の訪れを感じました。

植樹地に侵入した外来種オオフタバムグラを抜き取り拡大を防ぎます。オオフタバムグラの大きな山ができました。

オオフタバムグラ
小さなピンクの花が咲かないと、あるのがわかりません
実ができないうちに抜き取っています

分布が拡大しないよう最前線の場所を重点的に抜き取ります

ススキの穂が出始めて、秋の訪れを感じます

クズは手ごわい草刈り対象ですが、花は秋の七草のひとつです

歩行者専用道の脇にもオオフタバムグラの生育を見つけ、抜き取り作業

15分ほどでゴミ袋3つがいっぱいに!

ススキ草地ではヒヨドリバナやワレモコウが花盛りです

ススキの根元には寄生植物のナンバンギセルも咲いていました

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