葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2019年11月11日月曜日

11月10日 里山散歩

 色づきはじめた葛城の森で11月の里山散歩(自然観察会)を行いました。気持ちよい秋晴れの中、センブリの花やいろんな木の実、面白いきのこなど、たくさんのものが観察できました。

ウワミズザクラの黄葉。陽に透かすと赤みがかった葉もあってとってもきれい。

子どもたちも参加してにぎやかに自然を楽しみました。

ハラビロカマキリの卵のう。来年に命のリレーです。

センブリの花も各所で見れました。

松林と雑木林の間の道。どんぐりが山ほど落ちています。

ニガクリタケ。死亡例もある毒キノコですが、食べなければ大丈夫。

ゴンズイの木の実。赤い果実が割れてくろい種子が出てきます。

地面の上に不思議なものを発見!

カキノキの葉にのせて切ってみました。スッポンタケの幼菌です。

伸びたスッポンタケもありました。姿がスッポンに似ているのが名の由来。
胞子を含む黒いねばねばはとても臭く、ハエを呼んで胞子を運んでもらいます。

2019年11月5日火曜日

11月5日 植生ボランティア

 今日は、センブリの分布状況やフェノロジー調査(植物の開花結実の記録)をしながら歩き、エノキの根元まわりの整備をしました。

ムラサキシキブの実。青空に映えてきれいです。

エノキの実も赤く色づきました。食べると甘い! 小鳥たちが大好きです。

ドングリがたくさん! これはコナラの実です。

もう、芽(根っこ)が出ています。秋のうちにしっかり根を張ります。

センブリの分布範囲やおおよその株数を調べています。

今年はたくさんの株が生育しています。

花も咲き出しました。センブリ(千振)、別名はトウヤク(当薬)。とても苦い!

ススキとメリケンカルカヤ(茶色の部分)が縞状に分布しています。

陽がよくあたる場所のセンブリの花はピンクがかっていました。

ヤマノイモの黄葉が目立ちます。

ヤマウルシがすっかり赤くなりました。

オオムラサキの越冬幼虫が降りてくる前にエノキの根元の整備をしました。



2019年11月1日金曜日

11月10日里山散歩のご案内


 11月になり、秋本番となります。木の葉も色づき始めています。
 今年はセンブリの花がたくさん! あちこちで見られますよ。きのこも出てるかも。
 野外歩きに気持ちのいい季節、ぜひご参加ください!

〇日程
11月10日(日)9:50  集合 10:00~12:00
※少雨決行、荒天中止

〇服装・持ち物:動きやすい服装、運動靴、飲み物、帽子

〇集合場所:葛城地区大規模緑地 北側の広場(学園の森3丁目)
 スーパーセンタートライアルの隣、まんりょう公園の向かいです。
 駐車可。分からない方はご連絡ください。

〇参加費:無料

〇申込み:できるだけ事前にお知らせください。(当日参加も可能です。)

〇当日のご連絡・お問い合わせは電話でお願い致します。
 欠席連絡は不要です。時間になったら出発しますのでご了承ください。
TEL:080-3913-1298(つくば環境フォーラム携帯・当日のみ)

〇申し込み先:葛城里山クラブ事務局(一般財団法人つくば都市交通センター内)
 メール:machisodate@tutc.or.jp
 電話:029-859-1896(平日9時~5時半)

※葛城大規模緑地(県有地)は普段は立ち入り禁止ですが、毎月の里山クラブのイベント時のみ、インストラクターのガイドで立ち入りできまます(保険をかけています)。