葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2019年4月10日水曜日

4月9日 植生ボランティア

 ヤマザクラが咲く気持ちよい季節となりました。今回は、前回の松林調査の続きを行いました。スミレなど春の野草も咲き出し、生きものたちも活動を始めています。先月イベントで植樹した苗木ですが、今年はノウサギの食害をたくさん受けてしまいました。森の再生と生きものとの共存、どちらも大切なテーマなのですが…対策を検討中です。

ヤマザクラの大木が開花しました。あちこちに桜が咲いてきれいです。

アカマツ再生林の樹木の位置チェックと周囲長測定をしました。

マツノザイセンチュウに抵抗性のあるアカマツ苗も育っています。

皆さんが熱心に見ているのは…

タラノキの芽にたくさんのアブラムシとアリ。

苗木がすぱっと切られているのはノウサギの仕業です。証拠のフンもありますね。
エサにするというよりは、歯を研ぐためとか? ヤマザクラ苗が軒並み、やられてます。

少し育った太い木にも咬み痕が…

森の中の明るい場所にはアカネスミレが咲いていました。


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