葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2019年1月13日日曜日

1月13日 里山散歩

1月の里山散歩は、茅刈り体験チームと自然観察チームに分かれて行いました。茅刈りチームは、八郷茅葺屋根保存会の上野さんのご指導の下、筑波大学の学生さんと一緒に茅刈りをしました。自然観察チームは森の中を散策して、冬芽やまだ残っている木の実、常緑植物、越冬中の昆虫などを観察しました。

茅葺屋根保存会の上野さんから茅(ススキ)の刈り方を教わりました。

みんなで茅刈り開始です。

刈ってそろえて縄で束ねていきます。

束ねるコツはひざを使うことだそうです。

子どもたちもがんばりました。

束ねた茅を軽トラに積んでいきます。
今年10月に修復される茅葺屋根の材料に活用されます。

自然観察コースでは越冬中の昆虫(ゴミムシの仲間)を見つけました。
手の上に乗せて温まると動き出しました。

新しくできた作業道を歩いてみました。森の中がすっきりして、とても明るく感じました。

自然観察チームが茅刈りチームに合流し、記念撮影をしました。
茅として利用されることで、ススキ草地の環境が維持されて、動植物も豊かになります。 

茅刈り場所にあったオオカマキリの卵塊は安全な場所に移されました。



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