葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2020年2月18日火曜日

里山を育てる「マイツリー大作戦!」のご案内

市民協働での森づくりをめざして活動を続けている「葛城の森」。今年も植樹の季節となります。今年で5回目、すでに1000本以上の木を植えました。皆さんに、これからの森の成長を見守っていただくよう、マイツリープレートにお名前やメッセージを書いていただきます。先着順ですのでお早めにお申し込みください。
 
〇日時 3月14日(土)10:00~12:30(受付け9:30~)
※雨天時は3月15日(日)に延期
〇植樹場所 葛城地区大規模緑地
〇集合場所 参加申込者にお知らせ
〇協力金 1組500円
〇服装・持ち物 動きやすい服、長靴や運動靴、軍手、飲み物、帽子、タオル
〇お申込(先着50組)
参加される方全員のお名前(お子様は年齢も)を記載して、事務局へメールでお申し込みください。お申し込み時に里山クラブへの登録も可能(登録無料)です。登録されると折々のイベント等の案内が送られます。

  葛城里山クラブ事務局(一般財団法人つくば都市交通センター内)
  メール:machisodate@tutc.or.jp
  電話:029-859-1896(平日9時~5時半)
以下、チラシを添付します。





 

2月の植生ボランティア

 2月4日と2月18日の2回にわたって、松林の調査を行ないました。大規模緑地でアカマツ林再生事業を平成27年度に実施したエリアでは、10m×10mの枠(コドラート)ごとに、樹木の位置、種類、太さ(胸高周囲長)を記録しています。コドラートが72個もあるので、草が枯れて木の調査がしやすい冬場、昨年から2年がかりで再調査をしました。
間伐をして整備をしたアカマツ林。初回調査時より、どの木もずいぶん太っていることがわかりました。
空地に植えたアカマツの苗木(マツノザイセンチュウに抵抗性のある苗を植栽)もずいぶん育ちました。

当初つけた黄色テープの番号が劣化したので
再調査でアルミのタグに付け替えました。
(ステンレス釘で打付けると木への負担が少ない)

篠竹を切ってきて目印のピンクテープをつけます。

50mの巻き尺をつかって10mごとに篠竹を立てます。

10m×10mのコドラートごとに樹木の調査。植えた苗木も記録します。

植えたアカマツの苗木が育ち、さっそく野鳥が巣をつくりました。松の枝は放射状にでるので、
巣をつくりやすいようです。これは昨年使われたもの。うまく巣立ったのでしょうか?

2020年2月9日日曜日

2月9日 里山散歩「森の話の会と散策」

 今回は、いつもの集合場所と違う緑地東側の駐車場に集まりました。緑地の中を通って開発前からある下平塚の集落へ行き、里山クラブのメンバーの「にれ工房」さんのお部屋で「葛城の森」についてスライドを使って学習しました。また、今年度新たに撮影できた動物たちの映像もたくさん見てから、緑地に戻り、3月に予定されている植樹活動の場所へと行きました。今回初めて参加されたご家族もあり、子どもたちも多くてにぎやかな回となりました。青空と陽だまりのぬくもりを感じながら歩き、緑地内をほぼ一周して、その広さも実感できた散歩でした。
今回は東側の駐車場に集合し、コース説明の後、出発しました。

風は少し冷たいけど、ひだまりは温かです。

太い藤づるを発見。さっそく子どもたちが登ります。

森の散策は気持ちよくて楽しいですね。

「にれ工房」の室内で里山の学習。

動物たちの映像に子どもたちもくぎ付けです。

緑地内をほぼ一周。市街地の隣にこんなに大きな森があることは驚きです。