このところ天候に恵まれなかったので、久びさに晴天のもとでの里山散歩でした。今回はいつもの散歩と、ちょっとばかり趣が異なって、今年3月にマイツリー作戦で植樹した木の手入れと、フクロウの営巣木を探して決めるのが主なテーマです。
植樹地に向かう途中のアカマツ林では、現在、林の再生事業が行われています。いつの間にか、フォレスターのメンバーによって、間伐や下草刈りが行われて、スッキリと本当に気持ちの良い林になりました。以前の荒れた林を知っている参加者は、その変わり様に驚いていました。
植樹した木は、ほとんどが順調に根付いていました。ヤマザクラなどは、当初の倍くらいまで成長しています。これから冬に迎えるのにあたって、強い北風に負けないように支柱を打ち込んだり、紐を結び直したりしました。この調子だと、桜の花見ができるのも、意外と早いかもしれません。
フクロウ・プロジェクトは、この秋から新たに始めたものです。こちらもすごく楽しみ。これまでも、葛城の森の中でフクロウを何度か目撃しましたが、今回、科博の協力を得て、森の中に巣箱をかけて繁殖を試みようというのです。参加者は、フクロウになった気持ちになって、お気に入りの巣箱をかける木を探しました。子供たちは、巣箱の大きさにびっくりです。
フクロウは、1、2月に繁殖する場所を決めて、3、4、5月ごろ、卵を産んで雛を育てます。さて、どこの木の、誰が作った巣箱を使ってくれるでしょうか? 来年の5月ごろ、縫いぐるみのような可愛い雛たちが見られるように、皆で、そっと見守りましょう!
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