
先週の土曜日に、定例の『里山散歩』が開かれました。今回の「目玉」は、栗拾いでしたが、栗はやっとイガが割れだしたばかりで、これからが本番のようです。それでも、参加者は、何箇所かの栗の木を巡っているうちに、そこそこの数の栗を拾うことができました。
散歩が、終わりに近づく頃、雑木林で巨大な白いキノコが大きな輪になって群生しているのを見つけました。このキノコの輪は「フェアリーリング」と呼ばれて、ヨーロッパでは、魔女が集会した跡とか、妖精の世界への入り口などとたくさんの伝承があります。
参加者の方にキノコの種類を調べていただいたら、「シロオニタケ」というのだそうです。確かに、地上に出たばかりの形は、鬼が持っている棘だらけの棍棒に似ています。
葛城森は、平地林のため地形の変化に乏しい。しかし、たんねんに見ていくと、不思議なことや美しいものを発見したりと、興味が尽きません。これから、雑木林は一年でもっと美しい紅葉の時期を迎えます。ぜひ、毎月第二日曜日の午前中に開催される『里山散歩』にご参加下さい。