葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2016年6月3日金曜日

ヤマナラシの木と「里山さんぽ」



 
 昨日、今日と葛城の森には、今頃にしてはめずらしく爽やかな風が吹いていました。森の十字路近くに生えているヤマナラシの木は、風が通り過ぎるたびに、ザワザワと一斉に枝先の葉をひるがえしていました。この木の名前が、「山鳴らし」というのは、葉柄が約5cmと長くて葉の面と直角に扁平であるため、葉は左右に揺れやすく、風が少し吹くと葉がすれ合ってサラサラと音を立て、 山全体が鳴っているようだからです。
 12日(日曜日)の午前中に定例の「里山さんぽ」があります。参加してヤマナラシがどんな音を出すのかを聞いてみませんか?

6月度の「里山さんぽ」の詳細は下記の通りです。


〇日時 :6月12日(日)9:50 集合 〜 12:00
〇集合場所 :スーパーセンター 「トライアル つくば研究学園店」 駐車場
(〒305-0816 茨城県つくば市学園の森三丁目12番地6)
〇参加費 :無料
〇申込み
右記の里山くらぶ事務局へメールまたは電話でお申し込みください。当日飛び入り参加も可能)
〇服装・持ち物 :長袖、長ズボン、スニーカー、飲み物、雨具(天気に合わせて)
〇直前の連絡先:080-3913-1298