葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2020年2月18日火曜日

2月の植生ボランティア

 2月4日と2月18日の2回にわたって、松林の調査を行ないました。大規模緑地でアカマツ林再生事業を平成27年度に実施したエリアでは、10m×10mの枠(コドラート)ごとに、樹木の位置、種類、太さ(胸高周囲長)を記録しています。コドラートが72個もあるので、草が枯れて木の調査がしやすい冬場、昨年から2年がかりで再調査をしました。
間伐をして整備をしたアカマツ林。初回調査時より、どの木もずいぶん太っていることがわかりました。
空地に植えたアカマツの苗木(マツノザイセンチュウに抵抗性のある苗を植栽)もずいぶん育ちました。

当初つけた黄色テープの番号が劣化したので
再調査でアルミのタグに付け替えました。
(ステンレス釘で打付けると木への負担が少ない)

篠竹を切ってきて目印のピンクテープをつけます。

50mの巻き尺をつかって10mごとに篠竹を立てます。

10m×10mのコドラートごとに樹木の調査。植えた苗木も記録します。

植えたアカマツの苗木が育ち、さっそく野鳥が巣をつくりました。松の枝は放射状にでるので、
巣をつくりやすいようです。これは昨年使われたもの。うまく巣立ったのでしょうか?

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