葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2024年6月18日火曜日

6月9日 里山散歩 湿地をデザインしよう&植物観察会

 6/9(日)里山散歩は、親子の方、一般の方、それぞれ半々の参加で活動を行いました。

「湿地をデザインしよう」「植物観察会」「自由散策」の3つの活動から、

参加したい活動を選択しての実施としました。

湿地をデザインしよう 今回の目玉は「胴長靴」を着用して水の中に入ることでした!

興味津々でぐんぐん入っていく子ども、凄く慎重になる子ども、まちまちでしたが
慣れると、皆で探検を始めたのでした
胴長靴を着用しての活動、好評につき、また実施したいと思います!!

湿地ではウキヤガラの繁茂が、多様性を単純なものにしています。
胴長靴を着用して歩き回るだけでも、
ウキヤガラの抑制につながる?
かく乱によって他の植物の芽生えを助ける?
と想像します。
水に入って長鎌でのウキヤガラの草刈り(道づくりを楽しめるかも!)、
次回行いたく考えています。


植物観察会は、最初の1時間を子どもたちと一緒に楽しめる内容で行いました。

カラスノエンドウはさやを捻って割ってタネを飛ばすそうです!!

次の1時間は、一般の方対象でじっくりと観察しました。
子どもたちは「湿地をデザインしよう」に行きました。
写真はドクダミの根っこの解説です。ドクダミの根は食べられるそうです

前半は楽しくにぎやか、後半はじっくりの観察活動となりました。
参加者の皆様から、満足の声をいただきました。


忘備録として、植物観察会の観察内容を記録いたします。

前半の子どもたちと楽しんだ内容です
①ススキとオギを観察しよう :ススキ、オギ
②タネのはじけるしくみを観察しよう :カラスノエンドウ、アメリカフウロ
③キク科の植物を観察しよう:ヒメジョオン、ハルジオン、コウゾリナ、セイヨウタンポポ
、ブタナ など
④クズの根を観察しよう :クズ
⑤ワルナスビを観察しよう :ワルナスビ
⑥どんぐりのなる木を観察しよう :コナラ、クヌギ、シラカシ
⑦アカマツの松ぼっくりの秘密 :アカマツ

後半じっくりと観察した内容です
⑧ドクダミの根の観察 :ドクダミ
⑨ヤマノイモの仲間を観察しよう :ヤマノイモ、オニドコロ
⑩ウルシの仲間を観察しよう :ヤマウルシ、ヌルデ
⑪クリの花を観察しよう : クリ
⑫アカメガシワの赤い新芽を観察しよう :アカメガシワ
⑬ウドとタラノキを比べてみよう :ウド、タラノキ
⑭ヤマナラシの葉の揺れる音を聞いてみよう :ヤマナラシ
⑮ブドウの仲間を観察しよう : ノブドウ、エビヅル










0 件のコメント: