葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2021年10月10日日曜日

10月10日 里山散歩

  8月、9月とお休みになってしまったため、久しぶりの里山散歩に50名を超える会員の皆さんが集いました。さわやかな秋の季節ですが、動き回ると暑いくらい。でも、その暑さが幸いして、たくさんの昆虫やトカゲなどに出会うことができ、子どもたちも大満足の活動となりました(採集した生きものは、観察したあと、もちろん逃がしましたよ)。葛城緑地は市街地の中にありますが、里山の豊かな自然が息づいている場所です。葛城里山クラブでは「美しい里山の景観の復活」「生物多様性の保全」「自然とのふれあいの場の創出」を目標に、会員が様々に参加して活動を展開しています。会員には、どなたでも無料で登録できます。登録すると活動のお知らせをメールで差し上げます。興味のある方は事務局へお問い合わせください。

広い草原に集合して開会。

まずは、草原で昆虫採集!

子どもたちが大活躍です。

昆虫に詳しいメンバーが解説

草丈の低い草地でクルマバッタ(写真)、トノサマバッタ、ショウリョウバッタ、
オンブバッタ、ツチイナゴ、コカマキリ、カナヘビ(トカゲ)などの生きものを観察。


森の中を散策して・・

どんぐり(写真はコナラとクヌギ)や、
いろいろな木の実・草の実、きのこなども見つけました。

松林とその続きの草地(草丈が高い草地)へ行くと・・

ノウサギのフンがありました(いた証拠!)

子どもたちに「いもむし」が大人気!

セスジススメ(蛾の一種)の幼虫でした。

湿地には水がありました。

希望者は絶滅危惧種の植物を観察する散策へ

タコノアシを観察。

湿地から、また森の中をぬけてもどりました。

11/23日の会員企画の相談をするメンバー。
今年は「間伐体験と材の活用」がテーマです。

カマキリは子どもたちに人気のある昆虫です。エサとなる昆虫が豊富な草地がないと
暮らせません。カマキリと出会える場所は少なくなっていますが、葛城緑地には健在です。

草地に暮らすトカゲ「カナヘビ」も、子どもたちに大人気!
今日はいろんなサイズのカナヘビがたくさんいましたね。逃がす前に記念撮影。

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