葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2020年6月3日水曜日

6月2日 植生ボランティア

 先週に続けての活動となりました。今回は、緑地の西の端で雑木の低木林をつくることをめざしているエリアで、残す幼木の印付けとつぼ刈り(まわりだけ草刈り)、ツル切りを行いました。ニワトコやヤマグワの実が色づき初夏を感じました。

草原はハルジオンに代わってヒメジョオンが花盛りです。北米原産の帰化植物です。

ニワトコの実が赤く色づきました。

ヤマグワの実

草に埋もれたクヌギなど雑木の幼木を見つけて篠竹とピンクテープで印付け。幼木のまわりを鎌で草刈り。
このあとの広い面積の草刈りは、葛城フォレスターの皆さんに機械刈りをお願いします。

クリの雌花。もうイガになるところがわかります。
2m位の幼木に、もうこの秋には実がなります。まさに桃栗3年ですね。

アカメガシワは伸ばした根から幼木が育ちます。明るい環境にいち早く広がる戦略ですね。

すごい早さで生い茂ってきた夏草をフォレスターの皆さんが草刈り。

葛城フォレスターの皆さん。女性も貴重な戦力です。

スズメバチが巣をつくり始めていました。

中には幼虫や卵が。草刈りエリアで巨大にならないうちに取り除きました。

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