葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2020年4月15日水曜日

4月14日 葛城里山クラブ・森のボランティア活動

新年度はじめての環境整備活動を行いました。葛城里山クラブには、機械作業も行う葛城フォレスター(有償ボランティア)と植物の調査や希少植物の保全活動などを行う植生ボランティアの2つのチームがあります。新年度ということで、はじめに顔合わせ・自己紹介をおこなって、今年度の目標などを確認してから、チームごとの活動に入りました。安全についての注意も確認、新型コロナウイルス対策も周知してからの活動となりました。

新緑の季節のはじまりです。水辺のまわりにはヤナギやエノキなどが芽吹き始めていました。

クヌギは花盛り。たくさんさがった雄花の房から花粉を飛ばす風媒花です。

フォレスターの皆さんは倒れた枯れ木や落ち枝の処理を行いました。

サンショウも新芽が開き花が咲き出しました。

植生ボランティアの皆さんは植物の調査です。花が咲いた種を記録。

ノニガナの花。絶滅危惧植物です。環境整備活動によって個体数が増えています。

 葛城フォレスターは毎週火曜日(夏場の草刈り時期は時々金曜日も)に活動しています。刈り払い機の安全講習、葛城緑地のビジョン研修を終了した後、登録できます。登録して、都合のつく日のみの参加でも大丈夫です。
 植生ボランティアは、基本的に毎月第1、第3火曜日(月によって第2、第4のことも)に活動しています。植物について楽しく学びながら活動します。
 どちらも、新規参加者を随時募集しています。興味のある方は、事務局までご連絡ください。


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